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階段のリフォームやリノベーションをする際に知っておきたいポイントとは?

住宅のリフォームやリノベーションを検討する中で、階段もリフォームしようと考えるケースが多くなっています。
住宅のリフォームやリノベーションをするということは、生活空間を変化させることにもなるでしょう。
将来的に後悔しないよう、しっかりと考えてから工事をスタートしなければいけません。
そこで今回は、階段のリフォームやリノベーションをする際に知っておきたいポイントや費用の相場はどのくらいなのかご紹介していきます。

1.階段のリフォームやリノベーションをする前に知っておきたいこと

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階段のリフォームやリノベーションを検討しているのであれば、事前に知っておいた方が良いポイントがいくつかあります。
まずは、階段のリフォームやリノベーションをする際に知っておきたいポイントについてご紹介していきましょう。

安全面への配慮

まず1つ目に、昇り降りのしやすさや安全面を配慮できているかということです。
建築基準法「階段の蹴上げおよび踏面の寸法についての規定」でもサイズが決められているため、それに合う階段にしなければいけません。
階段の横幅は75cm以上、一段の高さは23cm以下、足を乗せる部分の奥行きは15cm以上であれば問題ないため、きちんとサイズを守るようにしましょう。
一般的に昇りやすいと言われている階段のサイズは、一段の高さが18cm~20cm、足を乗せる部分の奥行きが20cm~22cmだと言われているため、階段のリフォームやリノベーションをする際の参考にしてみてください。
また、滑りにくさや階段の暗さに注意しなければいけないことも覚えておきましょう。
階段の床材は、できるだけ滑りにくい木材やコルク、カーペットなどの素材がおすすめです。
大理石など見栄えが良い階段にしたいと思うかもしれませんが、何よりも安全であることが重要なので、できるだけ滑りにくい床材を採用することを視野に入れて検討してみてください。
さらに、階段の段差が多くなったり、勾配が急だったりする階段は足元が暗くなりがちです。
足元が見えにいと転倒などのリスクも高まってしまうため、窓や照明器具で暗くなりすぎないようにしたり、床材は明るめの色を使用したりという工夫も必要になってきます。

2.階段にはどんな種類があるのか知っておこう

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階段のリフォームやリノベーションを検討しているのであれば、階段にはどんな種類があるのかも知っておきたいポイントだと言えます。
階段の種類によって特徴が異なるため、続いては階段の種類についてご紹介していきましょう。

直階段

直階段は、最も一般的な階段です。
途中で曲がらず、真っ直ぐに昇り降りできるタイプです。
直階段の場合は縦に長いスペースが必要になるため、奥行きのある住宅に向いています。

折り返し階段

折り返し階段は、階段の真ん中あたりでUの字を描くように折り返している階段です。
かなりコンパクトな階段となっているため、そこまで階段に広く場所を取れないという場合でも設置しやすいというメリットがあります。

かね折れ階段

かね折れ階段は、階段の途中で折れ曲がっている階段です。
折り返し階段のようなUの字にはなっていませんが、直階段よりもコンパクトなスペースに収められるという特徴を持っています。
そのため、最近の住宅では採用されるケースが多くなっている階段でもあります。

らせん階段

らせん階段は、その名前の通りらせんを描きながら昇り降りできる階段です。
らせん状になっているため、ここまでで紹介した階段と比べてみてもかなりコンパクトになります。
さらに、デザイン性も高いためインテリアの一部として印象的な室内空間を作り上げるポイントにもなるでしょう。

カーブ階段

カーブ階段は、緩やかにカーブしながら昇り降りできる階段となっています。
他の階段のどれにもあてはまらないような独特のカーブが特徴的で、個性的な空間を演出できる階段として採用されるケースもあります。
スペース的には、直階段よりも少しだけコンパクトなので、比較的スペースが必要になってしまうことを覚えておいてください。

階段の種類によって、住宅内部の雰囲気も大幅に変化するため、どんな階段にリフォームやリノベーションするかは重要なポイントになります。
階段のリフォームやリノベーションを検討しているのであれば、どの種類が良いのかもしっかりと検討してみてください。

3.リフォームやリノベーションで階段の位置を変える際に知っておきたいポイント

リフォームやリノベーションをする際に、階段の位置を変えるというケースもあります。
間取りを大きく変更するのであれば階段の位置変更も必要になってくるでしょう。
続いては、リフォームやリノベーションで階段の位置を変更しようとする時に知っておきたいポイントについて解説していきます。

リビングを広く見せるためのポイント

階段のリフォームやリノベーションをする際に、リビングや廊下なども併せて行うケースも少なくありません。
リビングと階段が一体になったタイプへとリフォームやリノベーションするのであれば、できるだけリビングが広く見えるような工夫が大切です。
そのためには、吹き抜けを作って開放的な空間をリビングに作り出してみると良いでしょう。
階段をリビングの壁際に配置すれば、とても開放的なリビングへと変化すること間違いなしです。

光を通すスケルトン階段に

住宅の間取りによっては、階段付近が暗くなってしまうケースも少なくありません。
わずかにしか光が入ってこないというケースもあるでしょう。
そのような場合は、スケルトン階段がおすすめです。
スケルトン階段は段差の間に空間ができているため、2階の光が1階へも降り注ぎます。
そのため、1階に光を取り込みにくい間取りであっても、スケルトン階段をリビングの真ん中や玄関を入ってすぐあたりに設置することによって、室内が明るくなります。
その結果、室内が暗くなってしまうという悩みを解消できるのです。

階段下のスペースを有効活用

階段のリフォームやリノベーションをして、階段の位置を壁際に移動させることによって、階段下のスペースを有効活用できるようにもなります。
デスクをおけば仕事スペースになりますし、収納スペースとして活用することも可能です。
子ども部屋のロフトへとつながる階段であれば、階段の下にクローゼットを設置したり、本やおもちゃなどをおける飾り棚を設置したりすることもできるでしょう。

リフォームやリノベーションで階段の位置を変えることによって、間取りにも変化が生まれます。
その変化を有効活用することによって、上記のようなメリットを感じられるでしょう。

4.目的に応じた階段へリフォームする際にかかる相場はどのくらい?

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階段のリフォームやリノベーションは、目的によって相場が大きく変動します。
そこで最後に、階段のリフォームやリノベーションをする際の相場はどのくらいなのかご紹介しましょう。

勾配を緩やかにして安全性の高い階段へとリフォームする場合

階段のリフォームやリノベーションの中でも、 勾配を緩やかにして安全性の高い階段へリフォームするケースは多くなっています。
そのようなリフォームやリノベーションを行う場合は、階段の段数を少し増やしたり、勾配を緩めて再度階段を作り直したりします。
階段の段数を増やすリフォームだと20万円~50万円ほど、勾配を緩めて階段を作り直すリフォームだと100万円~150万円が相場です。
勾配を緩めて再度階段を作り直すのであれば、既存の階段よりも広いスペースが必要になります。

階段のデザインを一新するリフォームをする場合

階段のリフォームやリノベーションは、単体でも行われますが周囲のリフォームを合わせて行うケースもあります。
そのような場合は、階段自体のデザインを変更することもあるのです。
階段周辺のデザインを見直したリフォームにかかる費用の相場は、20万円~110万円程だと言われています。
相場に差があるのは、デザイン性の高さや意匠性へのこだわりの強さによって、変更点が増えるためです。
予算に応じたリフォームをするためにも、業者としっかり打ち合わせをしましょう。

位置変更を伴う階段リフォームをする場合

今住んでいる住宅の大幅なリフォームやリノベーションをするのであれば、階段の位置を変更する可能性もあるでしょう。
階段の位置を変えるということは壁や柱にも大きな影響を与えます。
そのため、間取りの大幅な変更を伴うリフォームやリノベーションをする際に階段の位置を変えるというケースが多くなっているのです。
そのようなリフォームをするのであれば、費用もかなり必要になってしまうことを念頭に置いて検討することが重要になります。
相場は、150万円~300万円程と上記のリフォームと比べるとかなり大きな金額になってしまいます。
しかし、大幅なリフォームを行うことによって、理想的な室内空間を生み出すこともできるため、費用がかかっても大幅なリフォームやリノベーションをしたいという人も一定数います。

階段のリフォームやリノベーションにはこの他にも色々な目的がありますが、上記3つが特に多いです。
このようなリフォームを検討しているのであれば、相場も念頭に置いてどのようにするのがベストなのか考えてみることをおすすめします。
また、リフォーム業者によっても費用は変動するため、依頼する予定のリフォーム業者から見積もりをもらい、納得できる金額かどうかも確認するようにしましょう。

5.まとめ

階段のリフォームやリノベーションは、ライフスタイルの変化などによって必要になる可能性が高くなっています。
もちろん住宅全体のリフォームやリノベーションをする一環として行われるケースもありますが、階段のみリフォームするというケースもゼロではありません。
階段のリフォームやリノベーションを検討しているのであれば、今回紹介したいくつかのポイントを押さえておくことが成功の秘訣となります。
昇り降りのしやすさや安全面を配慮できているかというポイントはもちろん必須ですが、滑りにくさや階段の暗さにも注意しなければいけません。
せっかくお金をかけてリフォームやリノベーションをするのであれば、安全性の高い階段へと変えることができなければ意味がないためです。
また、階段の種類によって異なる特徴があるため、その特徴を知っておくことも大切になります。
奥行きのある住宅の場合は直階段、できるだけ階段をコンパクトに収めたい場合は折り返し階段やらせん階段がおすすめです。
階段のリフォームやリノベーションを検討していて、どんな階段にしようか悩んでいるのであれば、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。

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