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自宅をリノベーションする前に!知っておきたいポイントとは?

暮らしやすい間取りや部屋の配置は、その家に住まう人が変われば変化するものです。
中古の住宅を購入する場合だけでなく、自分で建てた家でも時間の経過と共に新築した時とは家族構成が変わったなどの理由から現状の間取りが最適ではなくなりリノベーションを検討する事例が増えています。
これから自宅のリノベーションをして間取りを変更したい場合には、何に注意すべきかポイントをご紹介しましょう。

1.間取りを変更するリノベーションとは

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基本的にリフォームという用語は「元に戻す」ことを意味し、時間の経過と共に汚れてしまったり、古くなったり、壊れた部分を新築の状態に戻すために行う改装工事を指します。
汚れた天井や壁を塗り直したり、古くなった床材を貼り直したり、壊れたトイレやキッチンなどの設備を新しいものに交換したりする工事がリフォームと呼ばれています。
「元に戻す」リフォーム工事に対して、リノベーション工事は「作り変える」ことを意味します。
リノベーション工事は、住む人が暮らしやすいように間取りを含めて設備や機能を改めて考え直して、新しい資産価値を作り出す改装工事です。
間取りを変更するリノベーションは、主に細かく仕切られていた部屋を大きな1つの空間にする、または仕切りがない広い部屋を細かく仕切って部屋にするような工事となります。
家族構成や生活の変化に合わせて間取りを変更し、快適な生活環境を整えることを目的としています。
間取りを変更するリノベーションを行うためには、家の構造上で必要な強度を維持しながら壁の数や位置を変えなくてはなりません。
つまり、リノベーションには施工の経験と高い技術力が必要となります。

2.間取り変更リノベーションの事例

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実際にどのような工事が間取り変更のリノベーションで行われているかをチェックしてみましょう。
間取り変更の事例を確認すると、自分の家で必要なリノベーションの参考になります。

中古住宅を購入してのリノベーション

築35年の戸建て住宅を中古で購入してリノベーションを行った事例です。
工事内容は、床材の張り替え、内装クロスの貼り替え、浴室・キッチン・トイレのリフォーム、オール電化工事と合わせて間取りの変更を行っています。
対面キッチンを採用し、家族が顔を合わせながら暮らせる空間づくりにして、部屋の配置も変えました。
内装はオシャレなカフェをイメージさせる塗装の板張りを採用し、床材には天然の木を使っています。

相続した家のリノベーション

築30年の戸建て住宅を親族から相続しリノベーションを行った事例です。
施工期間は約1ヶ月で、床材の張り替えと内装クロスの張り替え、トイレのリフォームと間取りの変更工事を行いました。
設備機器も一新し、より快適に生活できる間取りにリノベーションしています。

デザイナーと一緒にリノベーション

戸建て住宅の内装を全て解体しスケルトン状態にしてからリノベーションを行いました。
配線や配管なども刷新して、デザイナーと一緒に住まう人のライフスタイルに合わせた間取りへ改装した事例です。
シンプルでモダンなデザイン性を大切に、キッチンの壁や玄関にタイルを使用し、間接照明も取り入れています。
全く違う家に生まれ変わったリノベーション事例となります。

3.リノベーションで間取りを変更する際のポイント

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間取りをリノベーション工事で変更する場合、多くの事例では広い部屋を仕切って子供部屋などの新しい部屋に分ける、あるいは、あまり使用してない洋室と隣接する和室の仕切りを取り払って広い部屋にするなど、部屋の仕切り方を変えて今のライフスタイルに合わせていきます。
壁などの仕切りを撤去するだけで単純に間取りが変更できるように感じて、しっかりと考えずにリノベーションを進めてしてしまう方もいるでしょう。
しかし、安易な間取り変更はトラブルの原因となるので、リノベーションで間取り変更をする際には以下の視点をポイントとして意識しておきましょう。

機能的な生活という視点

まずは、間取り変更リノベーションで、機能的な生活が手に入るかを考慮してプランニングすることがポイントです。
機能的な生活を支える要素は、キッチンとその他の水回りの位置や洗面所の広さ、家族の人数に合ったダイニングやリビングの広さなどを生活者の視点で考えます。
キッチンでの料理や水周りでの洗濯などの家事は日常生活で必ず行うため、位置関係が機能的な生活を左右します。
家事動線を考えると、キッチンと洗濯機の場所が近い方が、食事の支度を進めながら洗濯も同時進行しやすいでしょう。
また、洗面所が広ければ朝の身支度をする家族が集まっても混雑しにくくなります。
機能的な生活を考えてキッチンの位置やリビング、洗面所の広さなどの問題をリノベーションで解決していきましょう。

家族の変化という視点

間取り変更リノベーションを検討する際には、家族の変化に合わせることもポイントとなります。
家族のライフステージによって家に求められることは変わるため、家族の変化に合わせたリノベーション事例は比較的多いです。
子供の誕生や成長で子ども部屋が必要になったり、家族が増えてみんなが集まれる広いリビングダイニングが必要になったりなどの理由で、部屋の数を増やしたり広さを確保するリノベーションが行われています。
また、子どもが家を出たことで部屋が余る、両親が同居することになり部屋が必要になるなどの理由でリノベーションを行う方がいます。
住まう人が変わり、家族が変化すれば家に求められことも変わるので、変化に合わせた適切なリノベーションができるかが満足度を左右するポイントとなるでしょう。

生活のしやすさという視点

生活のしさすさ、住みやすさを実現するためのリノベーションとしては、バリアフリー化や床暖房の導入、オール電化への変更などの工事があります。
また、動線を工夫して回遊できるような間取りへと変更すると、使い勝手が良くなります。
キッチンと洗面所を出入り可能にし、リビングを経由せずに行き来ができるような工夫をして生活動線を改善する人も増えています。
さらに最近のリノベーションでは、ウォークインクローゼットや納戸を設置して収納を見直し、生活のしやすさを確保する工事も人気があります。
元々は親子4人で生活していた家で、子ども2人が成人して独立し家を出たケースで、高齢となった両親との二世帯住宅への改装リノベーションを行った事例などでも、生活のしやすさを考えたプラン立てが行われているのです。
両親との同居を見据えた場合だけでなく、自分自身が高齢化していく中でも住みやすいようにバリアフリー化を目指すことができます。
また、暖房の効きにくさを解消して快適な生活ができるように床暖房を導入するなど、様々な視点から住みやすさを実現することをポイントにリノベーションをすると良いでしょう。

機能的な生活、家族の変化、生活のしやすさの3点は、リノベーションで間取りを変更する際の大切なポイントです。
もちろん、リノベーションで理想が全て叶うわけではないものの、工夫をして実現している事例もたくさんあります。
できないという思い込みで諦める前に、数多くのリノベーション施工事例がある信頼できる業者に相談することをおすすめします。

4.間取り変更で注意すべきポイント

リノベーションで間取り変更を行う際にはいくつかの点に注意が必要です。
注意すべきポイントを把握して、間取り変更リノベーションでの失敗を未然に防ぎましょう。

間取り変更が困難な家

リノベーションによる間取り変更はどんな家でも可能というわけではありません。
住宅の工法は様々で、建物の強度を保てるように計算して柱や梁、壁などが使われています。
建物を支える柱や梁を移動したり撤去したりはできず、壁の中にも建物の構造上で必要な壁もあって、壁を抜くためには補強工事が必要となるケースもあります。
在来工法で建てられた家なのか、ツーバイフォー工法で作られた家なのかなど、住宅の工法によって撤去できる部分も変わり、計算方法も変わってくるため、工事する業者によっては工法に得意不得意があることも事実です。
家の工法に合った間取り変更リノベーションを得意とする業者を見極めるように注意してください。

工事中の生活

リノベーション工事を行う場合は、工事中の生活にも注意が必要となります。
内装だけでなく水周りのリノベーションを行うなら、工事中は水道を使えなくなるため、トイレやお風呂などが使用できなくなる期間が発生します。
もちろん、大規模な間取り変更リノベーションを行うなら、自宅での生活は困難でしょう。
工事中の生活を考えると、夏休み期間などの長期休暇に合わせてリノベーションを行って、旅行や帰省など自宅以外の場所で過ごせるよう計画を立ててみましょう。

適した業者の選び方

間取り変更リノベーションは、工事内容によって適した業者が変わります。
間取り変更だけに特化して考えると、部屋を分割するケースでは工務店や内装リフォーム業者、建築会社などの小規模な業者でも対応が可能で、広い部屋へ間取りを変えるケースでは、建築士事務所や住宅メーカーなどを選ぶと良いでしょう。
さらに、間取り変更に加えて電気工事や水周りの工事を行いたい場合は、リノベーションの規模が大きくなるため建築士事務所に依頼すると確実です。

5.工法によって異なる間取り変更リノベーションの難易度

工法によって住宅の構造は異なるため、間取り変更リノベーションの難易度にも違いが生じます。

木造の在来工法の場合

木の柱や梁で骨組みを作る在来工法は、比較的リノベーションでの間取り変更がしやすく、間取りの自由度は高くなる傾向があります。

ツーバイフォー工法の場合

柱と梁で支える在来工法と違い、規格化された部材でフレームを組み壁で建物を支えています。
建物を支える壁は撤去したり大きな穴を開けたりできないため、間取り変更リノベーションの難易度はやや高めです。

鉄骨造の場合

木造住宅より強度を強く作っているため、大規模な間取り変更リノベーションは難しくなります。
変更できる部分だけの改装や、補強しながらのリノベーションで対応可能な場合もあるので、鉄骨造を得意とする業者にプランを相談すると良いでしょう。

6.まとめ

間取り変更リノベーションでは部屋の仕切りの設置・撤去だけでなく、水周りの変更や電気工事を伴う大規模な改修も可能です。
機能的な生活の実現や、家族の変化への対応などライフステージの中で間取りを変更したい場合は、リノベーションを検討してみましょう。
間取りを変更する際には、どのようなリノベーションプランを希望しているのか、自宅の工法はどうかなどをチェックして、最適な業者を選んでみてください。

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