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漆喰や杉板のメンテナンス方法

健康リノベでは杉板と漆喰を利用したリノベーションをおすすめしています。
その際にお客様が特に気にされる内容の一つとして施工後のメンテナンス方法があります。
そこで今回は、実際に漆喰や杉板に日常的に考えられる汚れに対してどのようなメンテナンス方法が効果があるのかを社内で実験し検証してみました。

1、杉板
まず、杉板のメンテナンス方法についてご紹介します。
今回は、
・水
・油
・コーヒー
・醤油
・ソース
これら5つの汚れの検証を行いました。

まず、これらの汚れを杉板のオスモ塗装(自然素材でできた無垢材の保護塗料)の有無に分けて汚れを付着させ、以下の方法で掃除した場合の結果を見てみました。

※塗装なしの部分は塗装してから数年が経過し塗装の効果が薄れてきた状態と仮定して検証しています。

(汚れを付着させてすぐの状態)

(汚れを付着させてから30分経過した状態)

今回行ったお手入れ方法はこちらです。
①ティッシュで空拭き
②雑巾で水拭き
③酢水で拭く
④サンドペーパー(紙やすり)で削る
⑤ウォッシュ&ケア(オスモ専用の掃除用洗剤)
⑥重曹(NG例)

今回は汚れをつけてから30分経った状態でそれぞれのお掃除方法を試し、汚れがどのように変化するのかをみてみました。

①ティッシュで空拭き

写真の通り、オスモ塗装をした方はティッシュでほとんどの汚れが取れました。
ただ、よく確認すると油、コーヒー、醤油、ソースーに関しては輪ジミが残っています。
無塗装の方は染み込んでしまっているので、空拭きだけでは汚れが取れません。

水拭きすると、オスモ塗装をした方は見た目上の汚れがほとんど取れました。
また無塗装の方も空拭きよりは汚れは薄まりましたが、全体的に染み込んだ跡が残っています。

③酢水で拭く

酢水で拭くとオスモ塗装をした方は水拭き同様見た目上の汚れは取れました。
拭いた瞬間はお酢の匂いが残っていますが、時間が経つと特に気にならない程になりました。
無塗装の方も水拭きよりも汚れはよく落ちた印象ですが、完全には取れませんでした。

④サンドペーパー(紙やすり)で削る

染み込んだ汚れに対して削ることで効果を確認するため、紙やすりで削ってみた結果がこちらです。
オスモ塗装をした方は全て汚れは取れました。
(ソースの黒い丸は節を別の木材で埋めたものですので、汚れではありません)
しかし、塗装が染み込んでいる部分も同時に削ってしまうことになるので、あまりお勧めはできません。
また、無塗装の方も特に油の汚れでみやすい結果となったのですが、木の筋に沿って凹凸が目立ってしまったので、削りすぎて汚れも取れきれなかったのであまりお勧めではありません。

⑤ウォッシュ&ケア(オスモ専用の掃除用洗剤)

ウォッシュ&ケアは自然素材塗料であるオスモ塗料専用の掃除用洗剤で、この洗剤も自然の植物油でできた体に優しい洗剤です。
この汚れをとる成分も、自然分解して環境への負担もありません。
液体の汚れやシミを効果的に落とすだけでなく、無垢材のケア成分も含まれているので、掃除をするたびに素材の表面を保護することもできます。
こちらで拭いた場合、オスモ塗装ありの方は完全に汚れが取れました。
また、塗装無しの方も完全にまでとは言えませんが、比較的綺麗に汚れが落ちました。

⑥重曹(NG例)

最後にやってはいけないお手入れ方法として重曹での実験もしました。
一般的にお掃除の方法としてキッチン周りなど重曹を使われる方がいらっしゃるかと思います。
しかし、写真の通り木材に重曹を使用してしまうと、オスモ塗装をしている部分も若干黒くなったのと、無塗装の方は明らかに色が黒く変色しています。
これは重曹=炭酸水素ナトリウムがアルカリ性であることが関係しています。
アルカリ性は木材との相性が悪く、変色が発生してしまいます。
万が一重曹で拭いてしまって、変色が発生した場合は、アルカリ性を中和させるために、お酢で再度拭き取り、様子を見てみてください。

2、杉板のまとめ

上記の通り、30分の放置だと効果の差も分からず、また知らず知らずに汚してしまった場合、もっと日が経ってから気づくこともあるかと思います。
なので、丸3日間放置した状態から同様に再度実験をしてみました。
結果としてはオスモ塗装をした方は30分放置した時とほとんど変わらずたいていのものは綺麗に汚れを落とすことができました。
逆に、無塗装の方は汚れが深く染み込んでしまったためか、どの方法でも完全に汚れを落とすことは難しい状態でした。
このように無塗装のものは汚れを落としにくいことが分かります。

(3日間放置した状態 ↓放置したものを空拭きした場合)

3、漆喰
続いて、漆喰の汚れに対するメンテナンス方法の実験を行いました。

今回は、
・油性ペン
・油
・コーヒー
・醤油
・ソース
これらの汚れの検証を行います。

これらの汚れを付着させ、まずはサンドペーパー(紙やすり)で削ってみました。

結果としては表面が削れて凹んだものの、それほど汚れが取れることはありませんでした。

次にこのサンドペーパーをかけた汚れの右半分をメラミンスポンジでこすってみました。

結果として、油性ペンでの汚れに関してはメラミンスポンジによってほとんど目立たない程度まで汚れを落とすことができました。
しかし、他の染み付いてしまった汚れに関しては、ほとんど変化がみられませんでした。
ちなみに、表面の擦り汚れに関してはメラミンスポンジが1番効果的であることが分かったので、試しに靴で汚れをつけて、メラミンスポンジと消しゴムで汚れを落としてみた結果が以下の写真です。

先ほどの染み込んでしまった汚れに関しては、重曹を水に溶かしてペースト状にしたものを30分ほど乗せて汚れを浮かしました。

数分間置いた後に重曹を取り除き、5倍に薄めた漂白剤をスプレーで吹きかけます。

この状態でまた数分間置き、汚れが浮くのを待って、最後に水を吹きかけ漂白剤を薄めます。
こちらの手順で汚れを取ろうと試みましたが、すぐに取れるということはありませんでした。

ただし、漆喰には自浄作用があるため、このまま三日間放置して、再度薄めた漂白剤を吹きかけ、水で薄めるという手順を繰り返しました。

やはり完全に落ちるということはありませんでした。
しかし、漆喰の自浄作用もあって全体的に汚れは薄くなりました。
また、何もしていない左側の汚れに関しても、油性ペン以外の汚れに関しては薄くなっているように感じました。
このまま放置しておけばどんどん色は薄くなっていくと思われます。

4、漆喰まとめ

擦れ汚れや油性ペン、鉛筆などによる表面的な汚れに関しては、メラミンスポンジや消しゴムで表面を優しくこすることが有効であると分かりました。
また、調味料などの染み込んでしまった汚れについてはできるだけすぐに拭き取ることと、しつこい汚れについては上記のような方法をお試しされるのも良いですが、最終手段としてはその部分だけ漆喰を塗り重ねるという方法もあります。
おそらく時間が経てばどんどん薄くなってくるかと思いますが、きになる方はお試しください。

今回は杉板や漆喰のメンテナンス方法についてご紹介しました。
それぞれに適した方法・適さない方法が分かっていただけたのではないでしょうか。
健康リノベでは、自然素材を使った住宅をご提案しています。
なにか工事に関してのご質問やご相談ございましたら当社へご連絡ください。
また、自然に対して気になったことや、住宅のリノベーションに関する金額のお話など、些細なことでもご相談から承っています。
お気軽にお問い合わせください。

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