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建て替えとリフォーム、どちらを選ぶべき?それぞれのメリット・デメリットをご紹介!

長く住み続けている住宅には不満が出てくるものであり、多くの人は建て替えやリフォームを検討することでしょう。
似たように感じられる建て替えやリフォームですが、双方には違いがあり、細かく知っておくことで自身の家に合った最適な工事を行うことができます。
今回は、建て替えとリフォームどちらにも焦点を置いていき、違いについてご紹介していきましょう。

1.建て替えのメリット・デメリット

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建て替えとは既存の住宅の基礎部分を取り壊して、改善を行う工事になります。
土台というゼロから自宅を建築することになり、家を一新させることができます。

建て替えのメリット

建て替えのメリットとしてはゼロから自由設計が行えるので、間取りの問題や設備の不満などをすべて解決できるというメリットがあります。
家族が一気に増えた家庭であれば、今現在の家族構成に合う間取りを作ることができるでしょう。
敷地内であれば建物の形状を変えてみたり、少しアレンジしてみたりと思い通りの外観にすることも可能です。
また、地盤強化から行うことができ検査済証が行政から下りるので安全性が確立されていて、地盤改良などの地震対策が比較的簡単にできるようになっています。
最新の性能に生まれ変わらせることができ、有意義に過ごせる住まいを実現できるでしょう。

建て替えのデメリット

一方デメリットには、家によって建て替えができないという点が挙げられます。
建て替えを行うには原則に適していることが必要であり、建築基準法で決められている幅4m以上(一部地域では幅6m以上)の道路に2m以上接した土地を所有していなければ工事を行うことはできません。
この制約は「接道義務」という名称になっています。
なぜ接道義務があるのかというと、火災や地震などの災害が起きてしまった時に避難経路の確保や消防車や救急車が通れるほどの広さではなくなるため、このような基準が定められているのです。
また、接道義務を満たしてはいない土地に、接道義務の制約がない時代に建てられた家を建て替えしたい場合、その家を解体した時には今の建築基準法が適用されるので新たに家を建て替えるというのができなくなります。
このように、制約によって改善工事をできるかどうか決められているので、自身の家が再建築不可物件かどうかは事前に調べておきましょう。
また、他にもデメリットを述べると相対的に費用が高くなりやすくことが挙げられます。
建築基準法の改正により近年では施工費用が上昇気味になっており、多くの費用が必要となってきます。
解体した際には廃棄物の量が多く処分費は高いです。
それに加えて建て替えというのは工事期間が長く、工事中に仮住まいを探さなければいけない問題があります。
仮住まいを探す手間と費用がかかってしまう点も大きなデメリットになっています。
他にも不動産取得税や固定資産税、都市計画税、登録免許税などの様々な税金もかかってきてしまうことを覚えておきましょう。

2.リフォームのメリット・デメリット

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リフォームは建て替えとは違い、既存の基礎部分を残して行われる工事になっています。
古くなった壁紙や床、屋根などを直したり、トイレやキッチンなどの住宅設備を買い替えたりして、部分的な改善、修繕、増築工事となっています。
また、リフォームには目に見えるものをすべてに対して行うフルリフォームもあります。
改善範囲は人によって様々ですが、最近話題を集めている部屋内部を解体して撤去し、骨組を剥き出しにしてから新しく家を作り直していくリノベーションも、リフォームの一種とされ広まってきています。

リフォームのメリット

リフォームのメリットには建て替えのデメリットを克服でき、リフォームのメリットとなってくるものが多いです。
例えば建て替えのように費用が高くなりにくかったり、各種税金の軽減が可能だったりするところにあります。
工事が部分的であれば工事期間は短い間に収まり、工事によっては仮住まいも必要とならないでしょう。
工事の状況を常に把握しながら進めてもらえるので安心できます。
また、既に長い間住んでいた場合の住まいであれば、思い入れのある家を丸々壊すことなく使い続けることが可能です。
梁や柱、土台を活かし、時より懐かしさを感じさせる家づくりもできるでしょう。

リフォームのデメリット

デメリットに関しては、リフォーム工事を行うことができない場所もあるという点が挙げられます。
老朽化が進んだ住まいで間取りを変更するリフォーム工事を依頼した際、住宅の耐久性や耐震性によって自由自在な間取りにできない場合も考えられるのです。
改善・修繕が必要な場所を部分的に行えるリフォームですが、基礎や土台によってどうしても工事ができない可能性もあると覚えておきましょう。
また、リフォームを行う人は、修繕を工事が進められていく度に、他にも改善しなければいけない箇所も見つかっていくので、どんどん工事依頼が多くなってしまいます。
工事する場所や回数が増えていくと費用はかさんでいき、予算内では収まらなかったというケースもあります。
他にも大規模リフォームを行っても地盤の補強を解決できないこともあり、耐震性や断熱性を高める工事ができないという点も挙げられます。

3.費用やローンの違いも知っておこう

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建て替えやリフォームを行うのであれば、部分的に行う修繕工事で問題を解決できるのならば、リフォームを検討した方が良いでしょう。
しかし、先ほどでもご紹介したようにリフォームでは工事が進んでいくことで新たに工事をすべき箇所が見つかり費用が大きくなってしまうものです。
ここからは建て替えとリフォームのそれぞれの費用について説明していき、どちらが自分に合った改善工事なのかを見極めていきましょう。

建て替えの費用

建て替えの費用は工事する内容によって大きく変わりますが、約1000万円~4000万円が相場となっています。
建て替えるために新たに建築するものの費用以外には、解体費や破棄費、建て替え期間中の仮住まい費用と引っ越し費用が必要になり、様々な部分でお金が必要になってきます。

リフォームの費用

リフォームの費用は建て替えと同じく工事する内容によって違いがありますが、約300万円~2000万円が相場となっています。
修繕工事費用以外の諸経費はかかることなく、建て替えよりもお得に工事を行うことができます。

それぞれのローンついて

ローンに関しては建て替えのリフォームもどちらもローンを組んで返済していくことができます。
ただ、今住んでいる家のローンが完済していないのであれば、借り手の年齢が上がっていることもあり、ローンを返済するハードルが一気に上がります。
融資申込者が高齢で返していくことが厳しいという場合には、子世帯にローンを受け継ぐことも可能なので試してみましょう。
リフォームのローンでは借りる金額が少なくなる傾向になるので、比較的借りやすいローンとなっています。
建て替えローンでは多額のローンを組むことができ、予算が余ったら家具や家電を新しく買い替えることもできるでしょう。

4.建て替える前にリフォーム・リノベーションを検討してみる

前述の費用に違いからどちらにすべきか悩んでいる人も多いでしょう。
最終的に検討すべき工事が決められないという方は判断材料を重視してみるのも一つの手です。

リフォームがおすすめされるケース

一般的にリフォーム工事がおすすめされるのは、直したい部分の見積もりを行っていき、リフォーム費用が2000万円以内になる時です。
それ以上の費用がかさんでしまうのであれば、建て替えの方を検討されます。
また、住宅の構造体が丈夫であり、資産価値も十分にあるのならばリフォームで修繕箇所を賄うことが可能です。
減築しても問題ないと感じている方もリフォームできるので検討してみましょう。

建て替えがおすすめされるケース

建て替えでは、見積もりを行った際に2500万円以上の費用となった場合に建て替え工事がおすすめされます。
築年数が経ち老朽化が進んでいるのが明らかに分かれば、地盤の劣化による心配も多いので建て替えを検討すべきです。
また、将来的に家族が住み継ぎ、長期的に使われる家になるのであれば建て替えを行い、100年以上住める家にすることをおすすめされるでしょう。

上記2つはあくまでも目安の判断材料です。
費用が2000万円~2500万円の間になるようであれば、施工会社と要相談していき決めていきましょう。
あとどのくらい家が保つのか、不具合個所はどのくらいの費用で直せるのかなど、資格を持つプロに相談することで答えが出てくるはずです。

5.まとめ

建て替えとリフォーム、双方にメリットやデメリットはあります。
基礎から作り直すか、それとも既存の基礎を活かして作り直すかで違いがあり、どちらも自分の住宅の劣化具合によって選んでいけます。
費用は全体的に修繕工事を行う建て替えがどうしても大きな費用となりがちですが、リフォームでも1000万円単位の工事費になってしまう人もいます。
ただ、工事費の大事ですが、安心・安全な住まいにすることが一番大事です。
修繕工事を検討する際にはプロの目線からしっかりと住宅に向き合ってもらい、工事が必要な場所を見極めてもらいましょう。
その中で、費用のことを相談し建て替えが適しているのか、リフォームが適しているのかを決めていくべきです。
最近では大規模なリフォーム工事として行われるリノベーション・リフォームも注目されてきています。
基礎部分は問題ないが、家そのものの雰囲気を変えたい場合や、間取りを変更したい場合には、非常に有効的です。
通常のリフォーム以上に改善工事ができる場所は多くなり、様々な問題を解決できるようになるでしょう。
ぜひ、リノベーション・リフォームを検討してみてはいかがでしょうか?
満足いく修繕・改善工事を行い、住み心地の良い家を目指しましょう。

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