閲覧数:1/

読み終える目安 約 11 分

家の寒さは健康にも悪い!リフォーム・リノベーションでできる寒さ対策

冬は寒さが厳しく、毎朝起きるのも大変という方は多いでしょう。
ただ、家の中にいるにも関わらず外と変わらない程寒さを感じてしまう場合があります。
もし、家の寒さを放置してしまうと場合によっては健康に悪影響を及ぼしてしまうこともあるので注意が必要です。
そこで今回は、家の中でも寒さが厳しいと感じる原因や健康への悪影響、リフォーム・リノベーションでできる寒さ対策についてご紹介していきます。
毎年冬になると家や部屋の中が寒く、どうにかして解決したいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

1.家の中が寒くなる原因は?

<記事13>②.jpg

冬になるとどうしても家の中が寒いと感じることはありますが、「外とあまり変わらないような気がする」、「体感的にかなり寒い」という場合は恐らく家の中を寒くしている原因が関係していると考えられます。
どのような原因があるのかご紹介していくので、自宅に当てはまっているかチェックしてみてください。

家の中の熱が外へ逃げていってしまう

家の中で一番寒い場所を見つけてみましょう。
恐らく窓・ドアの周辺ではないでしょうか?
部屋の真ん中は温かいのに、窓際まで近付くと寒いというケースは非常に多いです。
窓やドアはきちんと閉められているにも関わらず、なぜ寒さを感じてしまうのでしょうか?
理由として挙げられるのは、熱の特性です。
基本的に熱は温度が高い方から低い方へと移動していきます。
窓やドアは外気とつながっているため、家の中の熱が窓やドアから逃げていってしまうのです。
これは壁や屋根、床下からも熱は逃げているのですが、特に窓から逃げている割合は半分にも及ぶとされています。
暖房を付けたのに窓際やドアの付近がなかなか温かくならないのはこのためです。

壁や床が冷え切っている

窓やドアから熱は逃げていきますが、壁や床からも熱は逃げていってしまいます。
体感温度というのは平均放射温度と呼ばれる単位と室温によって決められているのですが、平均放射温度は全方向へ向かう熱放射の温度を平均化した数値になります。
例えば、部屋の中で平均放射温度を計測する時、天井の温度・壁の温度・床の温度をそれぞれ測って平均化し、気温と足して2で割れば体感温度が分かります。
つまり、体感温度は気温だけでなく平均放射温度も密接に関係しているのです。
壁や床が冷え切っていて温度が低ければ、その分体感温度も低く感じられるでしょう。
エアコンを付けているのになかなか体が温まらない場合は、エアコンで温めるだけでは壁・床の温度が上がらないためだと考えられます。

コールドドラフト現象が発生している

コールドドラフト現象とは、室内の空気が窓ガラスの近くに行くと冷やされてしまい、足元を冷やしてしまう現象です。
空気は温かくなると上へ向かい、冷えると下に向かう傾向があります。
例えば、暖房を付けていて顔は熱いのに足先だけ冷たいという経験をされた方も多いのではないでしょうか?
これはコールドドラフト現象によって窓によって冷やされた空気が下に溜まってしまうことで生じてしまうのです。
海外であれば家の中でも靴を履く習慣があるのであまり問題にならないのですが、日本では靴を脱ぐ習慣があるので問題に挙がってしまいます。
また、コールドドラフト現象によって足元が冷えてしまうと、温めるために暖房の設定温度を高くしようとする方は多いです。
ただし、結局コールドドラフト現象により暖房の設定温度を上げても足元は冷えてしまうので気を付けた方が良いでしょう。

2.日本の窓は世界に比べてレベルが低い?

<記事13>③.jpg

家の中が寒くなる原因をご紹介してきましたが、3つのうち2つの原因に窓が関係していました。
窓から外気が入り込むだけでなく、熱を外へ逃したりコールドドラフト現象を発生したりするので、寒さ対策には窓への対策が必須と言えるでしょう。
日本の家づくりは海外と比べても質の高いものになっているのですが、実は窓だけそれほど機能性が改善されていません。
海外では窓に「熱貫流率(U値)」と呼ばれる指標を設け、基準を作っています。
熱貫流率が低いと外気の寒さを遮断する効果が高く、部屋の熱も逃げにくいのですが、日本では熱貫流率の基準は特になく、熱貫流率が高い窓を使っても問題ありません。
日本で使われている窓の多くは、アルミサッシと単板ガラスがセットになっているのですが、このセットでの熱貫流率を調べてみると6.0~6.5という高い数値となっています。
海外で比較的高い最低基準を設けているイタリアでさえ、2.0~4.6に収まっていないといけません。
海外に比べてしまうと、日本の窓はレベルが低いということが分かります。

ただし、モノづくりに長けている日本において窓を製造する企業でも、性能を向上させた質の高い製品開発は行われています。
例えばアルミサッシではなく熱を通しにくい素材を使ったサッシが開発されていたり、ガラス窓も二重層にすることで熱を通しにくくする技術も生まれたりしているのです。
リフォーム・リノベーションを検討する際には、こうした熱貫流率が低い窓を利用してみると良いでしょう。

3.寒さ対策で家族の健康を守る

家の中が寒いことに慣れてしまい、当然のことだと感じている方もいるでしょう。
しかし、この考え方は非常に危険です。
寒さは快適な住空間を阻害するだけでなく、家族の健康も脅かす存在になってしまいます。
例えば、日本では現在ヒートショックによって亡くなってしまう方は、冬場だけでも1万人以上存在すると言われています。
また、「冷えは万病の元」という言葉があるように、体が冷えていることで血流が滞りやすく心臓や血管の負担が大きくなり、様々な健康障害をもたらしてしまう可能性があります。
家の寒さ対策をすることで、冬場も快適に暮らせることや家族の健康を守れるという2つの大きなメリットが得られるのです。

4.簡単にできる寒さ対策

寒さの原因が分かったところで、簡単にできる寒さ対策をご紹介していきましょう。
今すぐに応急措置を施したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

窓からの冷気を防ぐ方法

まずは原因の多くを占める窓から対策していきましょう。
窓からは熱が逃げやすいだけでなく、冷気も入りやすいです。
できるだけ窓から熱を逃さず、なおかつ冷気も入れないようにするためには窓に貼り付けられる防寒シート・断熱シートを利用してみましょう。
また、カーテンも厚手のものや長さが床まであるもの、断熱素材で作られたものを取り入れると寒さ対策につながります。

床からの冷気を防ぐ方法

床からも熱は逃げてしまうので、床から冷えないための方法も取った方が良いでしょう。
特にフローリングの床だと床下の冷気が伝わりやすいです。
部屋全体がフローリングであればコルクマットやアルミシートなどを敷いてからカーペットやラグなどを敷くと床からの冷気が伝わりづらくなります。
全ての部屋に設置するのが大変という場合は、座る場所や椅子の下に敷くだけでも寒さは違ってくるでしょう。

5.リフォーム・リノベーションでできる寒さ対策

C:\Users\20140413-2\Dropbox\●●保存フォルダ●●\【0927納品】リノベーション(4000×10)\【0927納品】10記事\<記事13>④.jpg

上記でご紹介したような寒さ対策を行えば、家の寒さを和らげることは可能です。
しかし、それでは根本的に寒さ対策ができたとは言えません。
根本的な解決を目指すのであれば、リフォーム・リノベーションが必須となります。
では、リフォーム・リノベーションでどのような対策ができるのでしょうか?

建材を断熱材に変える

住宅を構成する天井や柱、床などの建材を断熱材に変えてみると、断熱効果がアップして家の中の寒さを和らげてくれます。
断熱とは一見熱を断つという意味に見えてしまいますが、実際は「熱の移動を防ぐ」という意味になります。
つまり、家の中の熱を外へ出しにくくし、逆に外の冷たい空気を家の中に入れないようにしているのです。
断熱材を取り入れる際に、充填断熱工法と外張り断熱工法の2種類から選びます。
充填断熱工法とは住宅の構造の中に断熱材を入れる方法で、外張り断熱工法は外壁に断熱材を使用することで家を丸ごと断熱材で覆ってしまう方法になります。
どちらもメリット・デメリットがあるため、それぞれの特徴を考慮して選んだ方が良いですが、どうしても丸ごと外壁を変えなくてはならない外張り断熱工法は工期や費用が掛かりやすいため、充填断熱工法の方が戸建てに採用されるケースが多いです。
また、断熱材を取り入れる場合、機能性を一番に考えてしまうと予算が足りなくなってしまう可能性があります。
例えば、北海道や東北地方のように寒さが特に厳しいエリアであれば、機能性を十分に高めた断熱リフォーム・断熱リノベーションを行った方が良いでしょう。
しかし、北海道や東北地方ほど寒くはないエリアで機能性だけを求めた断熱リフォーム・断熱リノベーションを行っても費用だけ掛かってしまい、機能もムダになってしまいます。
こういった部分は自分だけで判断するよりも、業者と相談して予算や地域の気候と釣り合うようにしていくことが大切です。

窓ガラス・サッシを高断熱なものに取り替える

もしアルミサッシ・単層ガラスの窓が使われている場合は、高断熱の窓ガラス・サッシに取り替えた方が良いです。
ほとんどの原因に関与している窓ガラスやサッシを取り替えるだけでも、体感的に寒さの違いが感じられるでしょう。
近年は高断熱の窓もたくさん開発されていますが、中でもペアガラスやLow-E複層ガラスがおすすめです。
ペアガラスというのは、ガラスを二重に設けてその間に高断熱性能を持ったガスを閉じ込めたものになります。
断熱性の高いガス層があることで、熱が通りにくい状況を作ります。
Low-E複層ガラスは室内側か室外側、どちらかのガラスに金属膜を施すことで断熱効果を狙っています。
Low-E複層ガラスの場合、断熱性だけでなく十分な採光を保ちながら夏場の暑い日差しまでカットできるので、冬だけでなく夏場も活躍してくれるでしょう。

6.まとめ

家の中にいるのに寒いと感じてしまうのは、実は世界的に見ると普通のことではありません。
健康を守るためにも寒さ対策は行うべきです。
もし、断熱性の高い建材や窓に変えたいというお悩みを持たれているのでしたら、是非弊社まで問い合わせください。

おすすめ記事