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古き良き日本家屋に住もう!古民家再生リフォームを行うメリットや費用相場は?

リフォームやリノベーションと言えば、新築で建てた自宅に対して行うイメージも強いですが、近年は「古民家リフォーム・リノベーション」の人気が急速に高まっています。
古民家カフェ特集などもたびたび雑誌やテレビなどでされており、老若男女問わず人気です。
古民家リフォームは、古くからの日本家屋をリフォーム・リノベーションによって再生させ、住居として住みやすさを向上させます。
新しい家を建てるよりも環境に優しく、最近では古民家リフォーム専門の建築家も出てきている程注目のリフォーム・リノベーションです。
昔ながらの家は広々とした間取りの設計や丈夫な作りになっているものも多く、リフォームによって改築することで味わいのある過ごしやすい空間にできるのが大きな魅力の1つになっています。
今回は、古民家リフォーム及びリノベーションを行いたい場合のメリットや費用相場、気を付けたいポイントなどをご紹介していきましょう。

1.古民家再生リフォームの種類とは?

古民家再生リフォーム・リノベーションにも様々な種類があり、リフォーム工事を行いたい民家の現状やどのようなリフォームを行いたいかによって手段や工事内容も変わります。
主に3つの古民家リフォームの種類をご紹介しましょう。

一般的な古民家再生リフォーム

スタンダードな古民家再生リフォームは、建物の構造や柱、梁など古民家の基盤となっている部分には工事を施さず、壁や床の張り替え、水回りの設備工事などを行います。
元々の古民家の良さを生かし、現在の耐震や断熱基準に引き上げて住みやすくするリフォームです。

半解体再生リフォーム

リフォームを施工したい古民家の土台全体が傷んでいる場合や、建物の基盤となる柱や梁などがずれて建物が傾いてしまっている場合は、壁や床、屋根を外して柱のズレや床全体を直し、コンクリートの土台全体も替えることになります。
これは半解体再生リフォームと呼ばれ、古民家の原型を活かしながら建物を補強する比較的大規模な工事になります。

移築再生リフォーム

リフォームを行いたい古民家が見つかったけれど立地が田舎すぎてアクセスが良くないなどのケースでは、都市部にそのまま古民家を移動させて再生リフォームを施工する場合もあります。
これは「移築再生リフォーム」と呼ばれていますが、移築再生リフォームにもいくつか種類があります。
民家のほぼ全てを活用して再生する「完全移築リフォーム」、プランに合わせて一部の部材を選択し、移築を行う「部分移築リフォーム」、古民家のメインの柱や梁のみを移築する「構造体移築リフォーム」などがあり、移築リフォームを施工したい古民家の状況によってどの形式が選ばれるかが決められます。

2.古民家再生リフォームのメリットは?

古民家リフォームのメリットは様々ありますが、大きく3つ挙げられます。

希少性が高く、環境にも優しい木材を利用できる

最近の新築住宅を建てる際に使用されている新建材に比べると、古民家に使用されている木材は強度や耐久性が非常に高いものになっています。
古民家をリフォームする際に耐震強度が不安であるという声もよくありますが、使われている耐久性の高い柱や梁を再利用して活用することで、より耐久性の高い再生リフォームが可能です。
具体的には、樹齢100年のヒノキは200年~300年程まで強度が維持されると研究で判明しており、古民家に使用されている木材は寒暖差の激しい日本の気候にも合っているので、古民家はしっかりとリフォーム・リノベーションを行うことで新築よりも長い期間住むことができる可能性を十分に秘めています。
また、アトピーやシックハウスを誘発する原因の1つと言われている新建材を使わないことで環境にも優しく、健康を実現する住宅作りが行えます。

家の造りを活かして過ごしやすい空間にできる

古民家の建築デザインは風が家の中全体に巡るような工夫がなされています。
今のようにクーラーがどの家庭にも付いているという時代ではなかったためです。
古民家リフォームを行う際は、夏は涼しいという家の造りを活かせるメリットがあります。
その分冬期の暖房対策は必須ですが、古民家の情趣を最大限に引き出せるように薪ストーブや掘りごたつ、囲炉裏などを採用するリフォーム・リノベーションも多く、古くからの趣がある快適な住居を両立して実現できます。

最近の家には見られないおしゃれなデザインにできる

古民家に使われているのは丈夫で稀少な木材であり、経年した木材を上手に再利用して取り入れることで、新築の家では実現できない独自の雰囲気やおしゃれなデザインの家にすることが可能です。
古民家リノベーションの中には、昔ながらの日本の雰囲気を活かしながらも、コンクリート素材を大胆に取り入れることで古くからの美にモダンなデザインが加わってオンリーワンの斬新なデザインになっているものもあります。

固定資産税の軽減が可能

固定資産税は、固定資産の所有者に課せられる税金で、家を建てた場合には毎年必ず払わなければなりません。
固定資産税の計算は通常「固定資産税評価額」×1.4%の数式によって行われます。
しかし、固定資産税評価額には経年減価補正が適用され、築25年以上の物件に関しては新築時の評価額の20%のみの支払いしか要求されません。
古民家再生リフォームは一般的に築25年以上の古い物件で行うため、実際に住むことになって支払う固定資産税は新築の場合よりも断然安く済むというメリットがあります。

3.古民家リフォームの費用相場は?

古民家リフォーム・リノベーションは、新築のリフォーム・リノベーションに比べるとより大規模な工事が必要になることも多く、工事費用もそれなりに高くなります。
古民家リフォームの費用相場はおよそ1500万円程度です。
大きな内訳としては、耐震強度を現在の基準まで高めるのにおよそ200万円かかり、断熱材を入れて家全体の断熱を高める工事にも300万円程度は必要になります。
その他、水回りの工事や間取りを現在の生活に合わせて変更するとなると、さらに費用は大きくなるので、2000万円以上かかる場合もあります。
しかし、物件やどんな住居にしたいかによってリフォーム・リノベーションにかかる値段はかなり異なるので、どの古民家を再生リフォームしたいかも重要なポイントです。
リフォーム前にもメンテナンスをこまめに行っていれば補強工事にかかる費用も安くなりますし、どのような点を重視してリフォームを行うかによっても変わるので、1000万以下で古民家再生リフォームを行った事例も多くあります。
自分はどのような古民家に住みたいかという点を明確に定め、リフォーム会社や専門の建築家とよく相談した上でリフォーム・リノベーションを行いましょう。

4.古民家再生リフォームで利用できる補助金や減税制度は?

古民家再生リフォームには工事が必要な点が多く、費用が大きくなる場合もありますが、これらの工事は減税や補助金システムを利用できます。
古民家リフォームの際にぜひ利用したい補助金や減税制度をご紹介します。

バリアフリーリノベーションの補助金

古民家再生リフォーム・リノベーションでバリアフリーに作り替える場合は補助金がもらえる場合があります。
工事内容の例としては家の中の段差をなくす、手すりやスロープを付けるなどのリフォームが対象です。
公的介護保険制度で要支援及び要介護認定を受けている人が住む住宅にバリアフリー工事を施工するともらえる補助金なので、当てはまる方は申請すると良いでしょう。
ただし、申請手続きが難しいので、介護保険にも詳しいケアマネージャーなどに相談するのがおすすめです。

省エネリフォームの補助金

省エネリフォーム・リノベーションも自治体からの補助金対象に該当します。
具体的には、断熱性を高める工事やLEDライトの設置、太陽光発電パネルの設置などです。
それぞれの自治体によって異なりますが、大体5万円から20万円程の補助金をもらえる可能性があります。
古民家再生リフォームの場合、ほとんどのケースで断熱性を高める工事を行うので、当てはまる場合は申請すると良いでしょう。

耐震補強工事の補助金

各自治体によって異なりますが、耐震補強工事でも補助金がもらえるケースは多いです。
古民家再生リフォームの場合、耐震補強工事もほぼ確実に行うので、申請するのがおすすめです。
また、確定申告の際に行うリフォーム減税もぜひ活用したい制度です。
申請できる各リフォーム減税についてご紹介します。

・バリアフリーリフォーム減税
バリアフリーリフォームの条件を満たすと、確定申告によって最高20万円の還付が受けられます。
ただし、工事内容だけでなく50歳以上の本人が要介護者か障害者であること、または65歳以上の親族、要介護者、障害者等の親族が同居していることが条件なので、該当するかどうか注意が必要です。

・耐震リフォーム減税
耐震リフォームの条件を満たした場合も確定申告で最高25万円が還付されます。
昭和56年以前に建築された住宅が対象ですが、古民家リフォームの場合は当てはまっていることも多いので忘れず申請してください。

・省エネリフォーム減税
省エネリフォームを行った際に条件を満たすと確定申告によって最大25万円還付されます。
対象工事内容や対象物件、取得条件などが細かく決められていますが、当てはまる場合は要チェックです。
また、太陽光発電も設置すると最大35万円の還付を受けられます。

・同居対応リフォーム減税
三世代の同居のための増設工事でもリフォーム費用の一部が還付される制度があります。
キッチンや浴室、トイレ、玄関のいずれかを増設する工事ですが、広い古民家に三世代で住むためにリフォーム・リノベーションを行う方はこちらもチェックしてみてください。

古民家再生リフォーム・リノベーションは、それぞれどのような古民家に住みたいか、どのような工事を行うかによってもかなり工事内容や費用相場が変わってきます。
それぞれの古民家によって特徴が異なるので、古民家リフォームを考えている方は古民家に詳しい鑑定士やリフォーム会社に相談すると良いでしょう。
今回ご紹介したポイントを参考に、理想の古民家再生リフォーム・リノベーションを行ってみてください。

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