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リフォームとリノベーションにはどんな違いがある?費用や特徴を比較してみた

リフォームとリノベーションはよく耳にする機会は多いと思いますが、両者の2つの違いを理解している人は少ないのではないでしょうか?
どちらも名前が似ており混同しやすくなっているために、似たような意味合いだと思っている人は多くいます。
そこで今回は、リフォームやリノベーションそれぞれの特徴と違い、工事費用などお役立ち情報をたくさんご紹介していきます。
リフォームやリノベーションを考えている方は、今回の記事を参考にぜひ違いを理解しておきましょう。

1.リフォームの特徴

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まずリフォームとは、年月が経ち古くなった家を新築の状態にまで戻すことを指します。
時間の経過があると家屋には汚れがあったり、古びたり、さらには壊れたりと様々な問題が発生します。
天井や壁の塗り直し、フローリング、カーペットの貼り直し、キッチン、お風呂、トイレなどの住宅設備の取り換えなどがリフォームに挙げられます。
原状回復のための修繕や不具合箇所を対処していき、住宅のマイナス部分を元通りに近付けるための施工です。
リフォームは内装だけではなく、外装の部分的な改修・改善工事でもリフォームと呼ばれています。
外壁塗装の塗り直し、雨戸の取り替えなどもリフォームに入り、これらは外装リフォームに分類されます。

管理規約がない戸建リフォームに関しては建築基準法に定められたルールを守ってリフォーム工事を行えば、ルール範囲内であるかぎり好きなところをリフォームできます。
賃貸マンションやアパート住宅では入居者が退去した後に、住んでいた入居者が入る前の状態にまで回復させる時にリフォームとして扱われます。
そのため、賃貸契約の物件では入居者が住み続けている限り、リフォームによるメンテンナスができないことが挙げられてしまいます。
反対に、戸建住宅ではいつでもメンテナンスを実施することが可能です。
長期間に渡り住み続けることが多くなる戸建て住宅は、メンテンナスは外壁塗装が15年に一度、設備取り替えに関しては20年に一度、そして劣化状態によって屋根の塗装や葺き替えも行わなければいけません。
これらをリフォームによって改善していき、長期的に住み続けられるようにしていきます。

2.リノベーションの特徴

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リフォームとは少し違った改善となるのがリノベーションです。
リノベーションは既存の建物に対して大規模な工事を行うことであり、リノベーション工事により住宅の性能を向上させたり新たな価値を付け加えたりすることを行います。
先ほど紹介したリフォームではマイナスの状態から元通りに戻す意味合いのものでしたが、リノベーションは住宅設備の改善だけではなく、工事によってプラスαの価値を付け加えていく意味を持っています
そのため、リノベーションはリフォーム以上にデザイン性の高いものへと改良することが多く、住宅が老朽化していなくても住環境のスタイルを変更したい場合には、リノベーション工事を用いて雰囲気を一新することが可能です。
間取りや内外装を変更することができ、例えば家族が増えた際に仕切りの壁をなくして、現状よりも広い間取りの部屋へ変更することや、子どもの行動が目に届きやすいように間取り改善を行うこと、収納機能が低く生活導線が悪いと感じるキッチンを使いやすくすることなどもリノベーションに含まれます。
工事にはリビングを広くしリビングダイニングするという例が多く、こうした生活環境に合わせたアレンジができるとしてリノベーションは近年人気を集めているのです。

リノベーションはリフォーム同様に賃貸物件であると工事を行うことができません。
購入したマンションや戸建て住宅ではリノベーションを行い住みよく作り変えることができます。
そのため、中古マンションや中古住宅を購入してもリノベーションにより物件の資産価値を下げにくくし、高めることも可能です。
長いライフプランを考えた際、万が一20年後住宅を手放すことになった場合、リノベーションがされてあれば高い値段で物件を売却できます。
また、中古住宅にリノベーションを行うというのは新築を購入したり建てたりするよりも断然お得であり、転職や結婚などライフステージを視野に入れている人は、リノベーションで自由自在に住環境を変更できるようにするのも良いでしょう。

3.リフォームとリノベーション、掛かる費用はどれくらい違いがある?

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工事の規模に大きさがあるリフォームやリノベーションは当然かかってくる費用にも違いがあります。
ここからは、それぞれの費用やメリット・デメリットについてご紹介していきましょう。

リフォームの費用とメリット

工事範囲が比較的小さめのリフォーム工事は、費用をリノベーションよりも安価に抑えられることが多いです。
キッチンでは100万円~150万円、浴室は100万円~120万円、トイレは30万円~40万円、外壁は90万円~120万円、屋根は50万円~100万円と部分的に行えば100万円以内に収まる工事もいくつかあります。
また、工事を行う範囲が小さいので、住宅に住みながら工事を行ってもらうことができ、さらに短期間で工事が終わる場合も多く見られます。
工事にかかる平均的な期間は一般的には半日~1ヶ月程度です。
今現在住んでいない家に大きなリフォーム工事を行なうのであれば、様々な箇所をリフォームしても1ヶ月以内に住み始めることもできます。
他にもリフォーム工事は完成後の住宅をイメージしやすい特徴を持っています。
新築と同じ状態に戻すことを目的としているリフォームは、大幅な間取り変更や住宅機能を変更するわけではないので、物件の姿を大きく変わることなく工事を完了させられるのです。

リフォームのデメリット

いくつかのメリットがあるリフォームですが、デメリットもあります。
間取りを大きく変更しない工事となるリフォームは、自由な間取り設計ができないものとして、中古住宅を購入後にリフォームを行っても不便さを感じる人がいます。
生活動線や採光、採風などの機能改善が行われることはないので、工事費用が安い分我慢しなければいけない部分も出てくることでしょう。
また、住宅の強度や劣化などの状態確認ができないのもデメリットとなります。
トイレやキッチンなどの設備をリフォームするだけでは、住宅全体の強度、配管や柱などの重要な部分を確認することができません。
そのため、メンテナンスを怠っていた住宅になると気付かないうちに大きな劣化が始まっており、雨漏りや生き物の侵入を許してしまうほどの大きな穴がある住宅も存在しています。
リフォームをするからといって家全体を事細かに確認することはできないので、定期的なメンテンスの実施を検討し、健康な状態の家を保っていく必要があるでしょう。

リノベーションの費用とメリット

リノベーションでかかってくる費用は、リフォーム同様に工事をする場所によって違いがあります。
部分的な工事であれば費用は100万円~300万円台に収まることが多く、間取りが少し大きくなると500万円台まで増える場合もあるでしょう。
また、費用はマンションになると階数によっても費用が変わってきます。
リノベーション工事はトイレを改装するにしても、水回りの工事やフローリング板の変更など、小規模範囲のものだとしても改善を行える部分はたくさんあります。
行う工事によって費用に大きな違いが出やすいのがリノベーションの特徴でもあり、工事により大きく変更することができるのがリノベーションのメリットです。

リノベーションのデメリット

先ほどの文章でも少し触れたように、リノベーションのデメリットには費用に大きな幅が生まれてしまうことにあります。
全面的なリノベーション工事を検討するのであれば費用が1000万円規模となる人も多く、施工会社と予算面でできることなど、あらかじめよく相談しておく必要があるでしょう。

4.家族の将来を考えるなら、リフォームとリノベーションどちらにするべき?

リフォームもリノベーションも、どちらも家を修繕できる工事として魅力的です。
しかし、双方は家の基礎から修繕を行うことができる工事ではありませんので、家の見た目を変えるための部分的な修繕を行うものとして捉えていきましょう。
どちらがおすすめかは、修繕したい部分をどのくらい大きく変更させるかにあります。
家族構成が変わることが予定されていて、なおかつすぐにでも間取りを増やしたいと考えているのであれば、リノベーション工事が適しているでしょう。
ただ、今現在家族が増えるかどうかが分からない場合や、子どもがまだ小さい場合には無理にリノベーションに費用をかけることはせずに、必要な部分だけをリフォーム工事を行い、後のリノベーション工事費を貯めていくのというのも賢い選択と言えます。

5.まとめ

リフォームやリノベーションにはそれぞれ特徴があり、違った内容の工事も行われていきます。
一般的にはリノベーション工事の方が大きな工事であり、工事費用は大きくなりがちです。
しかし、リフォームもリノベーションもどちらも大きな費用がかかってしまいます。
間取りや見た目を一新できるリノベーションを考えると、リフォームだけでは叶えられなかった住まいの見直しを行うことができ、とても魅力的です。
もちろんリフォームにも素晴らしい点はあります。
古くなっても思い出が詰まった住まいであるのならば、思い出となる一部を残しながらできるだけ安い費用で修繕が必要な部分を直していけます。
子どもが自立しセカンドライフとして住んでいくことを検討しているのであれば、間取り変更もできるリノベーションが最適であり、将来的に満足いくものとなるでしょう。
自分で決めることができないのであれば施工会社に相談してみるのがおすすめです。
プロ目線から問題点を重視してもらいながら見積もり依頼を行っていけば後悔のないリフォームやリノベーションができるはずです。
その時に、今の自身の生活状況や、今後の状況を予想して相談することで、さらに満足できる工事になっていきます。

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